Selenium WebDriverServerを立ち上げてみた
Selenium WebDriverは、クローリングも含めていろいろブラウザからWebの操作ができるテストツールです。WebDriverのクライアント側で対応する言語もJava,C#,Ruby,Python,Java Scriptが公式サイトから、PerlもSelenium::Remote::Driverとして、有志から発表されています。
対応するブラウザも、Firefox,Chrome,Edge,Opera,Safari,PhantomJSなどい様々なブラウザに対応しています。
今回、Selenium WebDriverを使用するのに先立ち、WebDriverServerを立ち上げてみた。
Selenium WebDriverServerのインストール&実行手順
1.Selenium Standalone Serverのダウンロード
参照サイト のSelenium Stadalone Serverのこうもくからdownload versionのVer.3.13.0(リンク)をクリックしてjarファイルをダウンロードする。
2.GeckoDriverのダウンロード
Firefox用のドライバであるGeckoDriverを参照サイトからダウンロードし、解凍する。
次に、解凍したgeckodriver.exeを実行できるパスにコピーする。
3.ファイアウォールの設定
Seleniumは、ServerとWebDriver間ではデフォルトでTCPポート:4444番号を使用するので、あらかじめ穴をあけておきます。
4.Selenium Standalone Serverの起動方法
1.のダウンロードしたjarファイルをどこかにコピーします。
2.コマンドプロンプトから、以下のコマンドを実行して、まずはハブ機能として起動します。
java -jar c:\temp\selenium-server-standalone-3.13.0.jar -role hub &
3.もう一つコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行して、ノード機能を実行します。
java -jar c:\temp\selenium-server-standalone-3.13.0.jar -role node -hub http://localhost:4444/grid/register &
実行すると、ハブ側の出力にRegistered a nodeと表示されます。
PerlでSelenium::Remote::Driverモジュールを使用したプログラムを実行したところ、簡単にServerとやりとりができました。
自動的にFirefoxが立ち上げってきました。でも、起動が10秒ぐらいかかりました。
今回のServerの立ち上げにはあまり関係ありませんが、今、読んでいる本が、「実践 Selenium WebDriver」です。
技術的にはライトな部分が多く、とっつきやすい本だと思います。ページ数は少ないですが、知っておかないと、結構、罠に引っ掛かりそうです。
参照サイト:
https://www.seleniumhq.org/download/
Releases · mozilla/geckodriver · GitHub
参考文献:
r